よくわかるパソコン用インテルCPUの型番の見分け方

よくわかるパソコン用インテルCPUの型番の見分け方

「よくわかる」シリーズは難しい部分や専門用語を極限まで減らし、初心者を含めて誰でもわかることを目標にして、各テーマについて解説しています。実際にパソコンに全く詳しくない私の友人に読んでもらい、その感想や意見を反映させてから投稿をしています。

まず、始めにCPUとはどのような部品なのか簡単に説明していきます。

CPUはCentral Processing Unitの略語で、日本語だと中央処理装置と訳されます。パソコンにおける頭脳と言われる事が多いです。

電卓に例えると打ち込んだ数字や計算記号から、計算結果を求めている部分になります。

頭脳と言われたり計算結果を求めている部品だけあって、CPUの性能の善し悪しでそのコンピューターの性能が大きく変わってきます。パソコンやスマートフォンの性能が年々良くなっていると感じたり、昔よりも省電力になっていることに1番貢献している部品でもあります。

CPUの性能を見るときの要素として大まかに挙げると、

  • コア数:計算することのできる頭脳の数を表している。〇コアやコア数〇個のように言われることが多い。
  • スレッド数:同時にいくつの処理が出来るかを表している。コア数と同じでは?と思われるかもしれないが例えるとコアが操作する人の数で、スレッドが操作するパソコンの総数になる。〇コア〇スレッドとコア数と言われ、ほかの要素が同じだとすると、2コア4スレッドは2コア2スレッドよりも高性能になるが、4コア4スレッドよりは性能が低くなる。
  • クロック周波数:一秒間に何回計算を行うことが出来るのかという指標。単位 GHzで表されることが多い。
  • TDP>:日本語では熱設計消費電力。CPUがフルパワーで動いたときの消費電力。ノートパソコンを選ぶ時に大切。単位 W
  • プロセスルール:CPUの中身の電気が通る線がどれだけの細いかの指標。基本的に小さければ小さいほどいいことが多い。単位はnmの場合がほとんど。

の5つがあります。

現在、パソコンを購入する際に選択枝に上がるCPUは、インテルと言う会社が製造・販売しているCPUと、AMDという会社が製造・販売しているCPUの2種類です。

今回はそのうちのインテルのCPUの型番の見方を紹介していきます。

インテル(Intel)とは

日本では、パソコンのCMでお馴染みの「インテルはいってる」の企業で、アメリカに本社があり世界最大のCPUのメーカーです。

パソコンの黎明期から現在に至るまで業界の発展を支え続けているもの凄い企業です。皆さんは何らかの形でインテルが製造した部品がはいっている端末に触れたことがあると思います。

インテルのCPUの型番はCore i5-8250Uのようにシリーズ名と4桁の数字(+アルファベット)となっていることが多いです、型番から様々な情報を得ることが出来るようになっています。

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シリーズ

CPUの型番の始めに書いてある固有名詞がそのままシリーズ名を表しています。

現在、インテルが販売しているCPUのシリーズはXeon Core Pentium Celeron Atomの5種類あります。それぞれの特徴を下の表に示します。

シリーズ 特徴 使われている主な製品
Xeon ほかのシリーズよりも多コア多スレッド。また、最新の技術が搭載されていることも多い。一つのコンピュータにCPUを複数つなげるという夢のようなこともできる。インテルの最上位シリーズとなっている。 ・スーパーコンピュータや、サーバー等の凄いコンピュータ。
・デスクトップパソコン
・ノートパソコン
Core 一般向けの主軸製品。パソコンを購入しようとしたとき、大体場合このシリーズになる。
下の3シリーズよりも高性能。
・デスクトップパソコン
・ノートパソコン
・タブレットパソコン
Pentium 現在まで使われているシリーズの名前の中で、最も長い歴史を持つ(1993年から)。
今はCoreシリーズの下に位置していて、安価なCPUとして販売されています。性能と価格のコストパフォーマンスがかなりいいです。
・デスクトップパソコン
・ノートパソコン
Clereron Pentiumより、さらに安価なCPUのシリーズです。低価格パソコンによく搭載されています ・デスクトップパソコン
・ノートパソコン
Atom 省電力に命をかけているシリーズ。そのためウェブを見るなどの軽い作業でもカクツキを感じることもあり、性能はかなり低い。現在開発中止。 ・スティックパソコン
・タブレットパソコン

どのようなコンセプトのCPUなのか

Coreシリーズのなかには4桁の数字の後にアルファベットがついている事があります。このアルファベットにはそのCPUがどのようなコンセプトのCPUなのかを知ることが出来ます。

下の表では1年前以上昔使われていたアルファベットは混乱を避けるために除いています。

デスクトップ向けCoreシリーズCPU

アルファベット 特徴 製品例
無し 普通のデスクトップPC用のCPU。コストパフォーマンスに優れている。 Core i5-8400
XE 2018年3月現在、Core i9-7980XEのみとなっている。
化け物CPUの最上位モデルにつけられる?
Core i9-7980XE
X 最高級のCPUにつけられる。このCPU一つを買うお金で、それなりに良い性能のパソコンを購入することが出来る。 Core i7-7800X
K 超高性能のCPU。クロックを自分で設定することが出来る。重たいゲームも大抵これで事足りてしまう。 Core i7-8700K
T 低電力版CPU。アルファベット無しの場合とくらべ性能が若干低下する。 Core i5-7500T

モバイル向けCoreシリーズCPU

アルファベット 特徴 製品例
無し 超省電力のCPU。本来4桁の数字の中にYの文字が入っているはず。I7やi5だからといって性能に期待してはいけない。 Core i7-7Y75
G AMDという会社のGPU(ディスプレイに映像を映すための物)とセットがセットになっているCPU。インテルではないほかの会社のGPUを搭載させたほかのパソコンよりも大幅に省スペース・省電力化を果たした。 Core i7-8809G
HK 高性能なCPUで、クロックを使用者が設定することが出来る。また、ゲーミングノートパソコンによく搭載されている。 Core i7-7820HK
HQ 高性能なCPU。HK付きと比べると僅かに性能が低下するが大きな違いはクロックの設定が出来ないことのみ。 Core i7-7700HQ
H 高性能なCPUに付けられる。I3の一部CPUについている。 Core i3-7100H
U ほとんどのノートパソコンに搭載されているCPU。省電力性に優れながらも軽いゲームや作業をばっちりこなすなどとある程度の性能を発揮する。コストパフォーマンスに優れている。 Core i5-8250U
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4桁の数字

最後に、CPUの型番がややこしく感じる原因となっている4桁の数字の説明です。

先ほどのモバイル向けでいったように、4桁の数字ではない場合もありますが特別です。

4桁の数字も細かく分けることができ、この4桁の数字からCPUの世代がわかります。

世代とは、CPUはどんどん新しい技術や製造方法が生まれてくるために、ある程度一定の間隔で大きくCPUの設計を切り替えます。この切り替えが起きると世代が一つ新しくなり、始めは第1世代から始まりましたが2018年3月現在では第8世代のCPUが発売されています。

世代は4桁の数字の1番始めの数字で知ることが出来ます。たとえば、Core i5-8400の場合は第8世代、Core i7-7700Kは第7世代となります。また、第1世代のCPUは4桁の数字ではなく3桁の数字となっています。

また、CPUの型番のうち4桁以外が全く同じで、さらに世代が同じ場合には数字の下3桁で性能の比較をすることが出来ます。たとえば、Core i5-8250UとCore i5-8350Uでは下3桁が250と350で、350の方が大きいのでCore i5-8350Uの方が性能が良くなります。

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