iPad第6世代が発表された今見つめ直す、iPad Proの現在の立ち位置、違いとは

iPad第6世代が発表された今見つめ直す、iPad Proの現在の立ち位置、違いとは

先日発表されたiPad 第6世代 (通称:新しいiPad)。特に印象的だったのは今までiPad Proのみ対応していたApple Pencilが使えるようになったことで、これからさらにiPadがiPad Proのシェアを奪いそうな展開となりました。

存在を脅かされるiPad Pro、今回は現行のiPad 第6世代(以降 無印iPad)とiPad Pro第2世代(以降 iPad Pro)を比べて、iPad Proはどのような方向けの製品モデルになっているのか紹介していきたいと思います。

モバイル向けタブレットOSで最高の性能を体験したい方

搭載されているSoCは、それぞれ無印iPadはA10 Fusionプロセッサ、iPad ProはA10X Fusionプロセッサを搭載しています。

A10チップのCPUは2つの高効率(省電力)コアと2つの高性能(ハイパフォーマンス)コアを組み合わせていますが、それに対してA10XのCPUは3つの高効率(省電力)コアと3つの高性能(ハイパフォーマンス)コアを組み合わせています。

A10Xコア数が1,5倍となったことで重いゲーム等をする際に体感する性能も大きく変わってきます。数々のベンチマークテストでもA10Xは記録的なスコアをたたき出しています。

また、Aシリーズのプロセッサが苦手としていたグラフィックス性能も大きく向上しています。

iPhone 8やiPhone Xに一部性能は抜かれてしまいましたが、それでもモバイル向けOSを搭載しているタブレットの中では圧倒的な性能を誇り、このiPad Proで重たく感じるゲームはないと言っても過言ではないです。

ただし、ブラウジングや動画視聴がほとんどの方にはA10プロセッサでも十分高性能なプロセッサのため、あまり性能差を体感することの出来る場面は少ないのかもしれません。

4つのスピーカーによる大迫力で高音質な音を体感したい方

無印iPadはLightning端子のある画面下に2つのスピーカーがあるのみです。

一つの面にのみスピーカーが搭載されているため使い方によってはスピーカーが隠れてしまい、音が聞こえづらくなってしまう場合も起きることがあります。

しかしiPad Proはスピ―カーが画面下方向と上方向にそれぞれ2つずつ、合計4つのスピーカーが搭載されているため、基本的な使い方であればスピーカーが隠れるようなことはなく、音が両側から包むように流れてくるので快適に気持ちよく音楽や映像を楽しむことが出来ます。

256GBや512GBの大容量が必要な方

iPad Proには256GBと512GBといったノートPCでも大容量と感じるようなモデルが用意されています。

無印iPadでも128GBの大容量モデルが発表されましたが、その容量を超えるような画像や音楽、動画を常に大量に持ち運びたいという方には残念ながらiPad Proを選ぶしかありません。

しかし、最近は動画だけではなく、音楽のストリーミング配信サービスも充実しているため、思い切って小さな容量のモデルを買って、Apple MusicやSpotifyなどを契約されるのも良いかもしれません。

こだわりのディスプレイで究極の映像美を体感したい方

個人的にはこの部分が無印iPadとiPad Proを差別化する部分であるかなと感じています。

いわゆるカタログスペックでは伝わりにくい部分ではありますが、iPad Proを少し触っただけですぐにディスプレイ関連のすごさを感じることが出来ます。

iPad Proは無印iPadにはない、ディスプレイ機能である「ProMotionテクノロジー」と「広色域ディスプレイ(P3)」、「True Toneディスプレイ」、「フルラミネーションディスプレイ」、「反射防止コーティング」という5つもの機能が搭載されています。

ProMotionテクノロジーにより、今までの2倍の120Hzのリフレッシュレートに対応して対応しているソフトやゲームにおいてヌルヌルとしたディスプレイを体感することが出来ます。

この機能が1番効果を発揮するのはゲームではなくブラウザやホーム画面で、いままでスライドをする際は残像ではっきりと見えていなかった画面が120Hzのリフレッシュレートになったことで、はっきりときれいに文字等の画面を見ることが出来ます。

さらに広色域ディスプレイ(P3)やTrue Toneディスプレイ機能、反射防止コーティングによって鮮やかな写真や動画等を外の光に左右されない自然な色で反射を気にせず体感することが出来ます。

そしてフルラミネーションディスプレイによって、タッチパネルと液晶に起きる隙間を小さくし、直接画面に触れて操作しているような感覚に襲われます。

Apple Pencilを使って絵を描きたいという方にはiPad Proは低遅延と言うだけではなく、直接紙に書いているように感じるこの機能もとても嬉しいのではないでしょうか。

まとめ

まだまだ優位な点が多いiPad Pro。しかし2倍以上の価格差ではたったこれだけの差しかないと感じてもおかしくはないのではと思ってしまう部分もたしかにあります。

今現在のiPad Proの立ち位置としては主に絵を描く人向けの高級タブレットといったところでしょう。ディスプレイ面で大きな差があるのでそこは譲れません。

ただ、一般的な用途ではiPadで十分な人も多いと感じる人も多いと思います。

第6世代の登場により、少し立場が危うくなってしまったiPad Pro、今後Appleには性能面だけではなく、多くの面で無印iPadとの差別化を図った新たなiPad Proを発表してほしいと思います。

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